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“悪いサウジ”に逆戻り!?②

原油(WTI先物)続落。引き続きサウジ・ロシアの増産観測などで。66.22ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの強含みなどで。1297.1ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。11760元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)続落。457.2元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで394.9ドル(前日比8.2ドル縮小)、円建てで1370円(前日比7円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「“悪いサウジ”に逆戻り!?②」

前回は「“悪いサウジ”に逆戻り!?」として、サウジが増産を示唆したことへの筆者の考えを書きました。

イランとベネズエラで供給減少懸念が起きていることで「その減少分をサウジが補う」というものです。

また、減産実施で原油価格が上昇しましたが、その“高い原油”が消費国の懸念点だとしてサウジが「消費国の不安に配慮して」増産すると、週末にメディアが報じました。

「その減少分をサウジが補う」「消費国の不安に配慮して」という点は非常に耳触りがよく、サウジは産油国のリーダーとして行動を起こしている、という印象を受けます。

しかし、深堀りして考えると別の見方もできます。

「その減少分をサウジが補う」・・・制裁再開は90日後とも180日後とも言われています。

イランの原油生産量が減少していないのになぜ、6月にも増産が実施されることが示唆されたのでしょうか?

「消費国の不安に配慮して」・・・この点については、消費国がサウジやOPECに行ってほしいと感じることのすべてを網羅できているわけではないと筆者は考えています。

つまり、増産による原油価格の下落は素材コストを下げて消費者のメリットとなる、という点とは全く逆で、デメリットもあるということです。

原油価格の下落が引き起こす、エネルギー関連株の下落です。

先週末、エクソンモービルやシェブロンなどの米国市場の主要なエネルギー関連株は下落し、それが一因で米国の株価指数が下落しました。

先進国を中心とした消費国の中にはこのような展開を望まない投資家もいると考えられます。

つまり、一連の耳触りがよいサウジの発言は、サウジが増産したいという本音を隠すためのものではないか?ということです。

来月のOPEC総会にあたり、こうしたサウジの姿勢が減産再々延長を阻む要因になる可能性はゼロではないと考えています。

図:昨年以降、今月前半までの原油相場の市場環境のイメージ

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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