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ゴムは202円10銭で頭を打つ

 東京ゴム先限は先週22日に202円10銭まで上昇し、15日の安値187円70銭から14円40銭高、3月26日の安値173円30銭からは2ヵ月弱の日柄をかけて29円弱上昇したことになる。

 この上げ幅は昨年11月21日の安値187円80銭から今年1月16日の216円30銭までの日柄2ヵ月、上げ幅29円弱とほぼ同じだった。そうした共通点を考慮すると、200円以上はそう簡単に持ち上げることは難しいように感じてならない。

 また、東京ゴム先限が200円を大幅に上回る展開になると、タイRSS3号の日本向けオファーと採算が合致、タイ筋が現物を東京市場に運び込む恐れが出て来る。『5月22日に先限が202円10銭まで上昇、一方で、為替が円高に転じたことから、タイ産シートの成約チャンスが接近していた。実際に成約に至ったかどうかはわからないが…』(市場関係者)としており、東京ゴムが高値を出せば、産地から荷を呼びこむ可能性があることからも、200円大台を買い上げるのはリスクがあるといわざるを得ない。

 また、ゴム市場を取り巻く環境も200円大台を買う状況にない。東京市場をリードする上海ゴムの中心限月は21日に1万2,355元まで上昇したものの、すぐに1万2,000元台を割込んでいる。上海ゴム在庫がついに47万トン台まで増加する一方で国産ゴムの生産が順調と伝えているだけに、上値抵抗感も強く3月5日の高値1万3,185元まで上昇する公算は少ない。

 それどころか、順調に見える米中貿易交渉が足踏みすれば、それを嫌気して売られることも十分に考えられ、強気しにくい。

 産地タイでは売り渋りの状況が続いているものの、『産地では増産期に移行しており、在庫が積み上がる時期になるだけに、いつまでも売り渋っているわけにもいくまい』(市場関係者)の声もある。

 承知の通り、東京商品取引所のゴム市場在庫は1万3,700トン台まで増加しており、期近を圧迫することは間違いない。一部には、『東京ゴム期近がタイ産地に比べて割安であり、しばらくは納会で実需筋の受けが予想される』との見方もあるが、そうした受けがあったとしても下支えがやっとで、期近を大きく持ち上げるのは難しい。

 これまでは、強気を主張してきたが、当面は202円10銭(5月22日)で頭打ち、188円から200円一歩手前での揉合が続いたあと、夏場に向けて今一度、下値を試す展開を予想する。その時には4月27日の185円を下回るばかりでなく180円割れまで突っ込むと予想される。
 

 

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