米シェール主要地区の生産効率は回復傾向

原油(WTI先物)反発。米中貿易戦争懸念が後退し、消費減少が回避される期待が高まったことなどで。71.78ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1283.0ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。12230元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。482.4元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで402.6ドル(前日比2.2ドル縮小)、円建てで1421円(前日比5円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェール主要地区の生産効率は回復傾向」

毎月半ばに米エネルギー省(EIA)は、米シェールオイル主要7地区の原油生産量や稼働リグ数などのデータを公表しています。

今回は、今月14日に公表されたデータから“新規1油井あたりの原油生産量”をピックアップします。

これは、シェールオイル主要7地区で新しく生産が始まった1つの油井における、生産開始から数ヶ月間の原油生産量(日量)を示すものです。

以下のグラフは、米シェール主要7地区の新規1油井あたりの原油生産量の平均です。

逆オイルショック発生からしばらくたって低下しましたが、昨年夏ごろから回復傾向にあります。

2018年4月時点で749バレル/日量でしたが、EIAの見通しでは、5月に760バレル/日量、6月に771バレル/日量となるとされています。

過去最も高水準だったのは、2016年10月の781バレル/日量でした。

現在、徐々にこの値に近づきつつあります。

また、2008年は50万バレル/日量程度だったことから、この10年間でおよそ15倍になったことがわかります。

“1油井あたりの原油生産量”は、生産効率と言い換えられます。

つまり、この10年間でシェール主要地区における新規油井の生産効率が15倍になったと言えます。

「技術革新」は米国の石油産業においては大きなテーマだと言えます。

今後、原油価格が上昇すれば、より多くの原油を生産するための“技術革新”にコストがかけられるようになるため、さらに生産効率が上がる可能性があります。

それは、単にリグの数や生産が始まり油井となった井戸の数、という“数”だけでは量ることができない生産を増加させる“質”の面での要素として、注視しなければならないと筆者は考えています。

図:米シェール主要7地区における新規1油井あたりの原油生産量(7地区平均) 単位:バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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