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米シェールの生産コストを改めて考える。45ドルから50ドル!?

原油(WTI先物)反発。中東リスクの拡大懸念などで。71.64ドル/バレル近辺で推移。

金強含み。ドルインデックスの弱含みなどで。1287.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。11765元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。486.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで401.2ドル(前日比3.9ドル拡大)、円建てで1412円(前日比2円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェールの生産コストを改めて考える。45ドルから50ドル!?」

米エネルギー省(EIA)は、毎月半ばに米シェールオイル主要地区の原油生産量などの、シェール関連のデータを公表しています。

このデータには、掘削が完了した井戸の数、および仕上げが完了した井戸の数が含まれています。

掘削が完了した井戸とは、リグ(掘削機)を稼動させて掘削作業が完了した井戸の数です。

開発段階の前半が完了した井戸の数ともいえます。

※ここで稼動しているリグの数がベイカーフューズ社が毎週末に公表しているいわゆる“稼動リグ数”です。

仕上げが完了した井戸とは、掘削が完了した井戸に対して、セメントで地中の壁面を固める、水と砂などを高圧で注入する、などの生産ができるまでの作業を終えた井戸の数です。

開発段階の後半が完了し、いよいよ生産が開始できる状態になった井戸の数ともいえます。

シェールの開発においては、後者の“仕上げ”の作業にコストの多くがかかると言われています。

つまり、仕上げを行うということは、生産を実施することが前提となっているとみられます。

このような点を踏まえ、改めて米シェールオイルの生産コストを考えてみると、“仕上げが完了した井戸の数が増え始めたタイミング前後の原油価格”がそれに近いのではないか?というアイディアが出てきます。

以下のグラフは、上記で示した2つの指標とWTI原油価格(月間平均)の推移を示したものです。

生産を前提とした比較的コストがかかる仕上げが完了した井戸の数が、本格的に増加し始めたのは2016年12月ごろでした。

このころの原油価格は“50ドル”です。

また、仕上げには数ヶ月間の時間がかかるため、その数ヶ月前、例えば2016年9月ごろの原油価格が参照されたと考えれば“45ドル”です。

このように考えれば、“45ドルから50ドル”が現在の米シェールの生産コストと言えるかもしれません。

図:米シェールの掘削完了・仕上げ完了井戸の数、およびWTI原油価格の推移

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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