米10年物国債金利が2011年以来の高い水準に達した

 5月15日米国の10年物国債金利は7.5ベーシスポイント上昇して、一時3.093%まで上昇し、2011年7月以来の高い水準に達した。また1日の取引での上昇率は、3月1日以来の高さだった。2年物の米国債金利も2.585%と10年振りの高い水準となっている。また以前のこのレポートでも触れた10年物と2年物の金利差は、更に縮小して0.490%となっている。

 金利は経済動向を指し示すと言われるが、この金利差の縮小については、通常、期間の長い債券の金利の方が高いが、投資家が長期的な見通しに悲観的となった場合は、長期の金利と短期の金利の差が縮小することがある。現在は、投資家が将来景気は悪くなると見ている証拠となる。

 一方金利の上昇は、資金の借り入れコストが高くなると企業業績に影響が出るので、株価は天井を打つだろうという見方と、また逆に4月の米国の小売り売上高は+0.3%と米国経済は堅調で、完全雇用の下で時給が上がれば、インフレになるだろうとの見方も示唆している。

 また、米中貿易協議は今のところ成果を見せておらず、このまま対立が続けば、輸入物価上昇によるインフレを起こす起因となるだろうとの見方も出ている。
 

 

 

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