ついにとらえた!?米国の原油生産はサウジ超え!?

原油(WTI先物)続伸。引き続き、米国のイラン核合意破棄などで。71.86ドル/バレル近辺で推移。

金横ばい。ドルインデックスが小動きだったことなどで。1313.0ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。11655元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)続伸。475.9元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで396.8
ドル/トロイオンス(前日比0.4ドル拡大)、円建てで1386円(前日比4円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ついにとらえた!?米国の原油生産はサウジ超え!?」

EIAの短期見通し内の両国の原油生産量のデータにおいて、天然ガス生産時に井戸元などで回収される液体(2次供給)を含むかどうか、という点が相違しているため、必ずしも米国がサウジを追い抜いたと言い切ることはできません。

しかし、この2つの値が2014年末に接近した時、サウジはシェアを意識し、減産を見送って原油価格の下落を誘発、シェールを市場からの退出させることを目論んだと報じられました。

2次供給を含んでいるかどうか、という話はあったとしても、この2つのデータの推移に、サウジがどの段階でシェアを意識しはじめるのか?という疑問への一つの答えを求めることができると筆者は考えています。

サウジはこのデータを見て何を思っているのでしょうか?

ムハンマド副皇太子(当時)が打ち立てた“ビジョン2030”が、サウジアラビア国内で強く意識されていれば、脱石油に絡み、原油生産シェアへのこだわりは小さくなっている可能性があります。

そのため、2つのデータが逆転してもサウジは減産を継続できる・減産中止などの暴挙に出ないのかもしれません。

むしろ、ビジョン2030の目玉であるサウジアラムコのIPOを実現するために、原油価格の上昇が必要であり、そのためであればシェアを失ってもよい、だから減産ができる、ということなのかもしれません。

ただ逆に、2014年末と異なり、現在は減産中であるため、減産順守が重視されてシェアを意識した行動に移れない可能性もあります。

この議論は2018年12月に終わる現在の減産を来年も継続するか(再々延長するか)どうかの議論に関わる重要な点だと筆者は考えています。

引き続き、2つのデータの推移、そしてサウジのビジョン2030への取り組みに関する温度感に注目していきたいと思います。

図:サウジアラビアと米国の原油生産量の推移 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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