週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.16ドル安の67.97ドル、ブレント原油は1.12ドル高の74.75ドルとなった。

 前週末20日の海外原油相場は小反発。トランプ米大統領が原油価格は人為的で高すぎるとのコメントをツイートし売りが先行したが、あと買い戻しが入るかたちとなった。米石油サービス会社ベーカー・ ヒューズ発表の米国内石油掘削リグ稼働数は前週比5基増の計820基と、3 週連続で増加したが、同統計に対する売りは一時的だった。

 週明け23日は、中東情勢をめぐる緊迫感が高まる中続伸 した。イラン核合意についての米欧間の意見対立、イエメンからのミサイルをサウジアラビアが迎撃したこと等が材料となった。24日は、米長期金利の上昇などを背景にマーケットのリスク回避姿勢が強まる中3営業日ぶりに反落した。米10年債利回りは、この日朝方に一時約4年3ヶ月ぶりに3%台に乗せた。これを受けて米株式相場とともに売り圧力が強まった模様だ。翌25日は反発。引き続き、米国のイラン核合意からの離脱の行方が注視されている。米国が対イラン制裁を再開すると同国の原油生産量は再び落ち込む可能性が高く、原油に買いが入った。EIA在庫統計では、原油在庫が前週比220万バレル増加(市場予想:200万バレル減少)となったことで一時マイナス圏に沈む場面もあったが、その後値を戻す展開となり、続く26日も小幅に続伸した。トランプ米大統領は欧州諸国に対し、イランの弾道ミサイル開発制限などを定めた追加措置をまとめるよう要求しており、期限の5月12日を控えて警戒感が広がっている。ただ、ドル高が上値を抑えた印象であった。

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