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中国の石油洋上在庫は急増中

原油(WTI先物)小動き。新規材料難で。67.91ドル/バレル近辺で推移。

金小動き。ドルインデックスの小動きなどで。1318.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。11290元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。444.2元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで408.0
ドル/トロイオンス(前日比0.2ドル拡大)、円建てで1411円(前日比6円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「中国の石油洋上在庫は急増中」

昨日「“洋上在庫”は原油市場に波風を立てる要因になるか?」と題して、世界のタンカーや洋上施設にある、原油と石油製品の在庫について触れました。

今回は、中国の原油と石油製品の洋上在庫の推移です。

2018年2月に原油の洋上在庫が急増し、3月もほぼその水準を維持しています。

中国の原油の洋上在庫の急増には2つのポイントがあると筆者は考えています。

1つ目はその原油はどこから来たのか?という点です。

①OECD石油在庫が大きく減少している(OPECが減産の成果だと謳っている点 →
②サウジとロシアの原油生産量が昨年後半から横ばい・やや増加となっており、減産が大きな効果を上げていると考えにくい →
③相反する①と②が同時に存在し得るのは、OECD石油在庫に含まれない在庫が世界のどこかで増えているため →
④世界の石油の消費はサプライズ感のない増加を継続している

③は、もともとOECDとして認識されていた在庫が、タンカーで運ばれて、OECD在庫と認識されない洋上在庫・あるいは非OECD在庫となっている可能性についてです。

つまり、その原油がどこから来たのか?という点については、OECD諸国にOECD石油在庫として積み上がっていた在庫がタンカーで中国に運ばれてきたのではないか?ということです。

2つ目はその原油がなぜ積み上がったのか?という点です。

3月から上海で原油先物取引きが始まりました。最も近い納会日がある今年9月に向けて在庫を積み増している可能性があります。

いずれにせよ、中国の原油・石油製品の洋上在庫は、OECD加盟国でない・陸上在庫でない、という2つの点からOECD石油在庫になり得ません。

今後、中国の洋上在庫の増加とOECD石油在庫の減少が同時に見られれば、OECD石油在庫の減少が移動によるもので消費によるものではない可能性をこれまで以上に強く考える必要があると筆者は考えています。

図:中国の原油・石油製品の洋上在庫の推移 単位:百万バレル

出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成

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