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“洋上在庫”は原油市場に波風を立てる要因になるか?

原油(WTI先物)強含み。地政学的リスクが意識されたことなどで。68.14ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの弱含みなどで。1326.1ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。11420元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。441.4元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで413.3ドル/トロイオンス(前日比3.2ドル拡大)、円建てで1429円(前日比変わらず)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「“洋上在庫”は原油市場に波風を立てる要因になるか?」

以下のグラフは、各種タンカーに積載された、あるいは洋上の施設に積み上がった原油と石油製品の在庫(合計)を示したものです。

つまり「洋上在庫」の推移です。

(現在筆者はOECD在庫に洋上在庫が含まれているのかを関連機関に問い合わせているのですが)仮に、洋上在庫がOECD石油在庫に含まれていない場合、この洋上在庫が後にOECD在庫を増やす要因になる可能性が出てきます。

「洋上在庫」は将来のOECD在庫の予備軍になる可能性があると言えます。

筆者がOECD在庫を重視する理由は、OPECがこの在庫を減産の有効性を示す指標に使っているためです。

昨年11月のOPEC総会で減産延長が決まったのは、過剰に積み上がっていたOECD在庫が減少しているのは減産が効果を示しているためである→その減産を継続すれば、さらにOECD在庫を減少させられる→だから減産を延長することが必要である、という文脈からでした。

逆に言えば、仮に「洋上在庫」の一部がOECD諸国に移されてOECD在庫が増えた場合、増えたOECD在庫を目の当たりにして“減産が上手くいかなくなっている”と報じられる可能性があります。

筆者はもともと、本当に減産がOECD在庫を減少させたのか?という議論は必要だと考えています。

OECD在庫が、非OECD諸国や(仮に洋上在庫がOECD在庫に含まれないとして)洋上在庫に流れたりすれば、“減産とは別文脈で”減少することになるためです。

OPECがOECD在庫を減産の有効性を示す指標としたのには、このような理由があったのではないか?と筆者は想像しています。

図:原油・石油製品の洋上在庫の推移(合計) 単位:1000バレル

出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成

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