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引っかかる石油過剰在庫減少・・・

原油(WTI先物)反落。上昇一服感などで。68.18ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1343.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。11555元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。436.7元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで401.3
ドル/トロイオンス(前日比8.2ドル縮小)、円建てで1359円(前日比10円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「引っかかる石油過剰在庫減少・・・」

OECD石油在庫は2018年1月に過去5年平均を下回りました。

先週公表されたIEA(国際エネルギー機関)の月次レポートの要約版は、直近の在庫と過去5年平均の差分が縮まっている点を強調しています。

その資料によればOPECは、2016年11月に減産合意した際、在庫は過去5年平均まで減少するべきであるとした上で、減産の実質的な目標を“在庫を過去5年平均まで減少させること”としました。

その意味では、過去5年平均付近まで在庫が減少している今、すでに減産の実質的な目標は達成されていることになり、IEAのレポートは減産の成果を強調していることになります。

筆者は“過去5年平均”に引っかかりを感じています。

以下のグラフは米エネルギー省(EIA)のデータをもとにしたOECD商業在庫ですが、確かに過去5年平均を下回る程、在庫は減少しています。

しかし、それでもまだ高水準の域(赤線付近)にあります。

注意しなければならないのは“過去5年平均が上昇した”点です。

2018年3月時点の過去5年平均は、2014年半ば以降の急増後の在庫を含んで計算されているため、当然のことながら急増前よりも高い値となります。

減産合意時(2016年11月)の過去5年平均はおよそ27億5301万バレルですが、2018年3月時点の過去5年平均はおよそ8300万バレル多い28億3620万バレルです。

ここからあと8000万バレル程度の削減が必要ではないか?果たして現状を正常化と呼べるのか?という点への言及はIEAのレポートにはなかったように思います。

過去5年平均まで在庫が減少している点は“減産は上手くいっている”ことをアピールする格好の材料だと思います。

しかし今必要なことは、現状と過去5年平均との相対比較ではなく、そもそも現在の在庫の絶対水準はどうなのか?という議論だと筆者は考えています。

図:OECD(先進国)石油在庫の推移 単位:百万バレル

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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