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ゴムはもう一段高を演出!?

 東京ゴム先限は20日に190円40銭まで上昇した。さて、ここからもう一段高があるかどうかだが、何か上げ足りないような足取りだ。今回の反発は18日に一時180円を割ったものの、その後に反発して先高人気が強まり、仕方なく売方が手仕舞買い(売り玉を買い戻す)、そこに新規買いが加わって190円まで切り返したといえる。

 先限連続足では3月26日の安値173円30銭からの上げ幅は17円10銭であり、予想よりも強い切り返しだったことが判る。さて、問題は次の高値である3月15日の195円80銭、あるいは3月5日の195円90銭のWトップを抜くことが出来るかどうかだ。

 そのカギを握っているのが上海ゴムだが、19日には中心限月の9月限がトン当たり1万1,835元まで上昇、前日比665元高とハネ上げた。一元17円12銭で計算するとトン当たり1万1,384円高、キロ当たりで11円38銭高は最近にないハネ上げかただ。

 材料的には青島保税区のゴム在庫が4月16日現在で20万5,000トンと前回比9.5%減少したこと、米中貿易摩擦の後退、中国政府が自動車メーカーの乗用車分野の出資規制を2022年に撤廃するなど、市場開放を進めていること、上海ゴムの中心限月が4月16日に1万1,015元まで下げたが、3月26日の1万0,830元を切らずに反発したことから、安値出尽しムードが市場に広がったことが原因と見られる。

 こうなると、次の高値は3月5日の1万3,185元となるが、同日の東京ゴム先限が195円90銭であり、今後とも上海ゴムが大きなカギを握っているといえる。先週20日の午後2時40分現在の上海ゴム中心限月は1万1,555元だったから、3月5日の1万3,185元まで1,630元上昇する必要があるが、これを国内換算するとトン当たりで2万7,905円、キロ当たりで約28円となる。

 果たして、上海ゴムが国内換算キロ当たりで約28円も上昇可能かどうかとなると、やはり疑問符がつく。

 また、東京ゴム先限が仮に195円前後まで上昇すると、タイRSS3号の輸入採算である196円に急接近し、タイの輸出業者がまたぞろ日本向けに現物を運んでくるチャンスが生まれる恐れが出て来る。

 目先的には東京ゴムが上げ足りないムードにあること、踏みが出切っていないこと、上海ゴムも上げ余地を残していると予想されることから、『上値余地あり』といえるが、しかし、3月15日の195円80銭に上値抵抗線があるとともに、仮にこれを上抜いたとしても200円大台にはそれ以上の抵抗がある。一方で、195~200円ラインは間違いなくタイ産地から現物を呼び込む水準になる点を考慮すると、上値余地も限られていると見られる。
 

 

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