WTIの70ドルは通過点、強調地合いが続く見込み

 取引中心限月であるWTI期近6月限は19日、69.55ドルまで上伸し、70ドルの大台示現も示現の問題とみられたが、さすがに大台乗せには抵抗もみられ、その後は利食い売りが台頭し、68.00ドルちょうどまで値を崩すなど、高値波乱の展開をみせている。

 シリアへの米英仏の空爆後、65ドル台半ばまで急落したが、その後は一本調子の上げをみせたが、最大の支援材料はイランの原油の将来的な供給不安が挙げられる。5月12日にイランの核合意の再考の期限を迎えるが、米国はそれに合わせて合意を破棄する見通しで、それによってイランの原油輸出にブレーキがかかると市場ではみている。一部ではイランの原油取引におけるドル決済の禁止を米国が実施するとの観測も流れている。

 さらに、今回はサウジによる原油価格の高い水準設定の動きもみられ、上昇に拍車をかけることとなった。サウジの業界関係者から80ドルから100ドルとの原油目標の情報流れたが、本来であれば、ポジショントークと評価される。しかし、先高期待が根底にあっただけに、それに市場は敏感に反応し、65ドル台まで急伸したとみる。
 

 

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