危ういのか?原油相場

金上昇。ドルインデックスの弱含みなどで。1357.1ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。11745元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。439.8元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで402.8ドル(前日比4.9ドル縮小)、円建てで1368円(前日比1円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「危ういのか?原油相場」

国内外の原油価格が上昇しています。上記のとおり、WTI、上海、TOCOMのほか、ブレントも上昇しています。

昨晩から朝にかけて報じられた主な要因は、米エネルギー省が公表した週間石油統計で、米国の原油在庫が減少したことでした。

複数のメディアが米国の原油在庫の減少が原油価格の上昇要因になったと報じていました。

以下のグラフは、週間石油統計で公表される米国の原油在庫の“前週比”を示しています。

グラフの先端部分が昨晩公表された在庫から前週に公表された在庫を引いた値です。

具体的には、マイナス107万1000バレルです。

果たして大きな値だったのでしょうか?

前々週と前週の差であるプラス330万6000バレルと考慮してみても、余りある値です。

とりたてて注目することもない情報だと思います。

ただ、その情報が主因で原油価格が上昇した報じられています。

なぜそのようなことが起きるのか?

それは市場が上昇を望んでいるからだと思います。

些細な情報でも拡大解釈され、それが上昇要因となり、原油価格が上昇するムードができているのだと筆者は考えています。

特に懸案事項である米国の原油在庫が、多少であっても、週次ベースであっても“減少した”ことは上昇要因に解釈されやすいと思います。

むしろ昨日の週間石油統計で注目すべきは、米国の原油生産量の増加が止まっていない点、アラスカ・ハワイを除く48州でも日量1000万バレルを超えが定着しつつある点です。

実態よりも思惑が優先され、弱気を示す実態が無視し続けられていると言えます。

つまり、急落の可能性をはらんだまま、価格が上昇している可能性がある、ということです。

図:米原油在庫の前週比の推移 単位:千バレル

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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