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サウジアラビアの減産に対する温度感

原油(WTI先物)反発。各種リスク再燃懸念などで。67.08ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1347.1ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。11190元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。429.7元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで401.3ドル/トロイオンス(前日比8.2ドル縮小)、円建てで1359円(前日比10円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジアラビアの減産に対する温度感」

サウジアラビアの原油生産量を確認してみます。

「OPECの減産は上手くいっている」という報道を目にしますが、筆者は、それはベネズエラの同国都合の長期生産減少が主な要因であると考えています。

一昨日の「減産開始後、最も生産量が減った国は・・・?」、昨日の「ベネズエラの減産は減産合意を守るためではない!?」を参照ください。

では、OPECのリーダーであるサウジアラビアの生産量の動向はどうなっているのでしょうか?

以下のグラフのとおり、2016年11月に合意した上限を守っていますが、決して積極的な減産を行っているとは言えません。

合意当時に上限が設定されていなかったリビアとナイジェリアが、減産開始後に大きく生産量を増やしましたが、サウジアラビアはそれをカバーするように、生産量を減少させる(減産幅を拡大させる)ことは行っていません。

かえってむしろ、生産上限付近での生産が続いていることは、財政面の都合からできれば生産量を増やしたいという意思があるのではないか?あるいは減産終了後、大きく生産量を増やそうと考えており、突然生産量が増えて市場を驚かさないように、減産期間中にあらかじめ生産量を可能な限り増やしているのではないか?などと想像させられます。

つまり、今回の減産において、サウジアラビアにはリーダーとしての積極性がみられないと筆者は感じています。

リーダーがけん引し減産し、世界の過剰在庫が減る、これが本来あるべき減産ではないか?と感じます。

これは他の減産参加国の士気に影響することだと思います。

減産を2019年1月以降も継続する旨の報道がありますが、リーダーがこのような状況では、仮に継続できたとしても実効性があるか疑問符が生じます。

図:サウジアラビアの原油生産量の推移 単位:万バレル/日量

出所:OPECのデータをもとに筆者作成

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