中東情勢リスクを背景に原油は上昇基調を鮮明に

 シリア情勢の緊迫化を背景にWTI期近5月限は67ドル台まで急伸しており、期近ベースの高値だった66.66ドルを上抜き、2014年12月以来の高値を示現している。

 シリアは原油の生産国ではなく、原油の供給不安には直接、つながらないものの、その背景にあるイランに対する将来的な供給減を見据えて、ファンド筋の買いが活発化している。

 トランプ米政権はイランの核合意に対する見直しの期限を5月12日に設定している。トランプ米政権の保守強硬派が勢力を増しており、イランに対する強硬姿勢が目立っており、市場では核合意破棄がなされるとみられている。

 注目すべきは、3月下旬のムハンマド・サウジ皇太子の訪米であり、3月20日にトランプ米大統領を会談している。それを境にして海外原油は買い進まれており、まさに潮目が変わったといえる。

 核合意破棄後のイランに対する強硬姿勢に関して協議がなされたとみられ、一部ではイランの原油輸出に関するドル決済を禁止するとの噂も挙がっている。

 シリアに対するイランの支援によって、核合意の破棄を正当化することも予想され、今回の中東リスクが原油の買い材料になっている。
 

 

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