週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.91ドル安の63.03ドル、ブレント原油は1.55ドル安の67.79ドルとなった。

 前週末3月30日は海外市場がグッドフライデーで休場となる中、動意ない展開が続いた。

 週明けは中国が米国に対し輸入品128品目に最大25%の関税を上乗せする方針を発表し、米中の貿易摩擦を巡る懸念が再燃する中、株式相場等も下落し、リスクオフのムードから原油も大幅安となった。また、ロシアの減産順守率が低下していることも売りを呼んだ模様。翌3日は前日の急落から押し目を買われる形で買われると、株式相場の戻りを眺めながら原油も上昇した。4日には再び中国が自動車や航空機等106品目に関税をかける方針を発表し一時急落したが、米EIA統計において原油在庫が139万B増加予想に対して461万B減少と予想外に減少したことをきっかけに押し目を買われ、下げ幅を削る動きとなった。米国では定修シーズンを終えて製油所稼働率が上向いており、原油消費量が拡大しているほか、原油輸出が過去最高水準を記録するなど米国産原油への引き合いが強まっていることが在庫の取り崩しにつながったとみられる。週末にかけては米株高やサウジアラビアが5月の原油販売価格を引き上げると通知したことなどで上昇して始まったものの、米雇用統計を控えたポジション整理の動きでドル高進行したことが重しとなり、上値は限定的だった。

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