東京トウモロコシは天候リスクを買う動きをみせる

 米コーンベルトの天候リスクが高まりをみせ、米中貿易摩擦の激化を警戒して一時急落したシカゴトウモロコシも大きく買い直されている。

 米コーンベルとでは4月に入って厳しい冷え込みが続いている。10日前後まで続くとみられるが、最低気温は軒並み零度以下で、最高気温も零度を下回る地域も出ている。このため、4月からのトウモロコシの作付は米コーンベルトではかなり困難と考えられる。

 また、米コーンベルト東部中心に土壌水分が極めて過剰なことが挙げられる。2日シカゴ取引後に米農務省が発表した1日現在の州別のクロップレポートによると、土壌水分に関してイリノイの過剰は37%、適度は60%、インディアナの過剰は52%、適度は46%、オハイオの過剰は61%、適度は38%となっており、過剰が目立つ。ちなみに、アイオワの過剰は15%、適度は73%。4月に入っての米コーンベルト東部でまとまった雨が確認されており、今後のトウモロコシの作付遅れも連想される。

 厳しい冷え込みが過ぎれば、その反動による急ピッチの作付も可能である。しかし、土壌水分が過剰だと、天候が回復しても、大型機械が畑になかなか入ることができないため、作付期の土壌水分の過剰も作付遅れをもたらす重要な要因といえる。

 NOAA(米海洋大気局)の長期予報では、4月中旬まで平年以上の雨が続くとなっており、4月下旬からの作付本番を迎えても、作付に入れない地域が多く出てくるとみられ、それを意識したファンドの買いにシカゴトウモロコシの堅調地合いがしばらく続くとみるべきである。
 

 

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