急低下した!?WTI原油の存在感

原油(WTI先物)下落するも反発。米原油在庫の減少などで。63.39ドル/バレル近辺で推移。

金下落。インデックスの上昇などで。1330.60ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。11340元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。401.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで414.4ドル/トロイオンス(前日比7.7ドル縮小)、円建てで1403円(前日比11円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「急低下した!?WTI原油の存在感」

米国のエネルギー省が先月末に公表した月次レポートでは、米国の州別の原油生産量を確認することができます。

その中で、米国南部のテキサス州とニューメキシコ州に注目しました。

テキサス州はメキシコ湾岸の州で、石油の輸出入の他、製油・貯蔵のための施設が集積する米国有数の石油基地を有する州です。

また、そのテキサス州の南西部にはイーグルフォード地区、テキサス州の西側に接するニューメキシコ州との間のパーミアン地区等、複数の主要なシェール地区を有する州でもあります。

以下のグラフは、テキサス州とニューメキシコ州の2つの州の原油生産量合計①と、その2つの州のタイトオイル(非在来型原油の一つ。この場合おおむねシェールオイルと同義)②、そして①から②を差し引いた2州のタイトオイル以外(おおむね在来型原油)の生産量③を示しています。

③には、テキサス州およびニューメキシコ州で生産された在来型原油であるWTI(West Texas Intermediate)原油が含まれます。

グラフからは、2000年から2010年ごろまでは、2州で生産される原油の多くはWTI原油を含んだ在来型原油だったことが分かります。

しかし、2010年以降、シェール革命が起き、パーミアン地区・イーグルフォード地区等でシェールオイルをメインとするタイトオイルの生産量が急増しました。

これにより、2つの州においてWTI原油を含んだ在来型原油の割合が急低下することとなりました。(生産量はほぼ横ばい)

シェールオイルをメインとするタイトオイルの急増によって米国全体の原油生産量も急増したことから、米国全体においてもWTI原油を含んだ2州の在来型原油の割合が低下することとなりました。

シェールオイルの登場・生産拡大は、WTI原油の米国内のシェア(存在感)を低下させたと言えそうです。

図:テキサス州とニューメキシコ州の原油生産量の推移 単位:万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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