世界の石油在庫とOPEC減産の関係④ (米原油生産量は大幅増加)

原油(WTI先物)やや反発。主要株式指数の下げ止まり感などで。63.28ドル/バレル近辺で推移。

金強含み。ドルインデックスの弱含みなどで。1342.4ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。11430元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。402.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで403.3ドル(前日比7.1ドル縮小)、円建てで1349円(前日比4円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「世界の石油在庫とOPEC減産の関係④ (米原油生産量は大幅増加)」

先週より、世界の石油在庫が増えた原因を知るため、世界の石油在庫の変動の主な要因と目される米国の原油在庫の変動に着目しています。

米国の原油在庫が引き続き高止まりしていることについて、以下の可能性について考えます。

①消費が減った。
②輸入が増えた。
③生産が増えた。

前回・前々回で、①と②について触れました。

②の輸入についてはやや影響はあったと見られるもこれだけでは決め手に欠くものでした。

今回は「③生産が増えた」可能性についてです。

生産の増加もまた、在庫増加の大きな要因になり得ます。

以下は米国の原油生産量と原油在庫量の推移です。昨日の原油輸入量の件と合わせて考える必要があると考えています。

2012年半ばから2014年半ばまでのおよそ2年間、米国の原油生産量が急増したものの、原油在庫は増加しませんでした。

これは、この時期に輸入量が減少していたためだと考えられます。

また、2014年半ばから2017年半ばまでの間に在庫が急増したのは、輸入量が増加に転じたことと生産量が高水準で推移したことが原因だと考えられます。

2017年半ばから現在にかけて、原油在庫が減少しているのは輸入量の減少傾向が再開したためだと考えられます。

一連の流れから、米国の原油在庫の増加は、“生産量の増加”“輸入の増加”という2つの条件が重なった時に起きると推測できます。

米国の原油在庫の変動は、輸入と生産という2つの要素によって起きていると考えることができそうです。

次回以降、世界の石油在庫の大きな変動要因とみられる米国の原油在庫を変動させる“輸入”という要素に、減産参加国がどれだけ関わっているかを確認してみたいと思います。

図:米国の原油生産量と原油在庫の推移

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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