新年度相場見通し

 200日移動平均線(4/2:1304.65ドル)が下値支持として機能しており、2016年12月安値を起点とした上昇チャネル内での調整局面。4月中旬以降に控える雲のねじれの時間での放れ待ち。

 5月にかけて、雲の厚みが薄くなる時間帯に向かい、支持線としても抵抗線としても信頼性が落ち込む時間帯に入る。

 過去の季節傾向通り、4月新年度入りで、株価・ドルともに顕著となれば、NY金は調整先行となるだろうが、200日移動平均線を大きく割り込むような下落は考え難い。5月には中東リスク、原油高が来ればインフレ指標の上ブレ懸念から利上げベースが早まるリスク、中間選挙年から米国の自国優先主義が強まれば、ドルの上値・株価の上値も抑えられやすい。4月には半期為替報告が予定されており、日米首脳会談も北朝鮮問題よりも、通商問題が取り上げられそうで、ドルの上値は抑えられやすい。米景気拡大局面は、既に106ヶ月目に入っている事などを考慮すると、金の押し目買い戦略は維持したい。

 米経済の好調を映して、市場予想を下回ったものの米ISM製造業指数の水準は高いまま。直ちに、リセッション入りするとは言えないが、過去の経緯を見ると、ISMが60超を記録してから、しばらくして景気後退期に入っている。

 リーマンショック以降、長く続いてきた好景気だが、信号で言えば、青信号かではなく、黄色信号が点滅して赤信号に変わる一歩手前と言うところだろう。

 米国は今年、中間選挙の年で、トランプ大統領は、選挙に勝つためには、ありとあらゆる方策を採ってくると思われる事が波乱要因。

 ゲーリー・コーン解任以降、保護貿易主義的な言動で、必ずしも株価上昇に拘らない姿勢に変化している感もある。5月までと言われる米朝首脳会談も、これまでの首脳会談とは異なり、事務方の事前折衝はほとんど期待できず、トップ2人の出たとこ勝負になる可能性もある。
 

 

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