サウジが輸出を増やしている驚くべきもの

原油上昇。米原油在庫が減少したことなどで。65.14ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1332.1ドル近辺で推移。

上海ゴム弱含み。12130元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで372.0ドル(前日比8.3ドル拡大)、円建てで1252円(前日比4円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジが輸出を増やしている驚くべきもの」

海外大手通信社が公表したデータによれば、サウジアラビアの2018年1月の原油輸出量は、2016年10月(現在実施している減産の基準月)を下回ったことが分かりました。

原油の輸出量が減産の基準月を下回るのは減産が始まって2か月目の2017年2月以降、11か月連続となります。

2017年夏には、サウジアラビアは原油輸出量を削減する旨のアナウンスをしています。

一方、以下のグラフのとおり、石油製品(ガソリンなど)の輸出量が増加しています。

特に2018年1月は、基準月をやや上回っていた昨年後半を大幅に上回る増加となっています。

サウジアラビアにおいては、2018年1月の原油輸出量は引き続き基準月以下となっているものの、石油製品の輸出量は基準月に比べてこれまで以上に増加したことが分かります。

つまりサウジアラビアは、表向きは原油の減産が上手くいっている旨のアナウンスをし、その裏では石油製品の輸出量を増やしている、ということです。

減産を開始して1年以上経過しましたが、原油に代わる外貨を獲得する手段として石油製品の輸出を拡大している可能性があり、減産がサウジアラビアにとって大きな負担になっている可能性があります。

サウジアラビアが減産を負担に感じているのであれば、今年12月に減産が終了しますが、その後については同国の原油生産量・輸出量が増える、あるいは減産のような強いリーダーシップを発揮する枠組みを構築できない、など、原油市場にとってマイナスの影響が出る可能性があります。

今後も、サウジアラビアの石油製品の輸出量の推移に注目していきたいと思います。

図:サウジアラビアの原油と石油製品の輸出量の推移(2016年10月比) 単位:千バレル/日量

出所:海外大手通信社のデータより筆者作成

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