上海ゴムの安値更新で覆された今後の相場シナリオ

 中国の上海商品取引所のゴム相場は、先週末の16日の下落を皮切りにして19、20日と3日続落し、日本が春分の日で祝日である21日午前も小幅ながら一段下げで推移した。最も商いが集中している期近5月限は、21日午前で前日終値比50元安の1万2245元となり、この前日の20日時点では一時1万2075元まで後退した。

 この動きにより、直近安値であった2月9日の1万2225元を下回っただけでなく、昨年8月の安値1万2125元の安値も更新した。これにより、ダブルボトムとなっていた二つの安値を割り込んでしまい、上昇トレンドも壊れてしまった。

 従って、楽観的だったシナリオも必然的に書き換えられ、先行きに対する次の上値の節目である1万4000元向かいの強気の見方から逆に、下値の心理的節目である1万元まで下げるのではないかとの弱気な見方が急浮上する状況である。ちなみにテクニカル上での下値目標は、上昇トレンドの起点となっていた2016年1月の安値9590元となる。

 当然、東京ゴムの今後の見通しに対しても修正する必要があり、大勢的な下向き波動を前提として、2月につけた先限ベースの年初来安値=179.2円を目標とした一段下げとなることが濃厚である。上海の下げが急であることからすると、場合によっては東京先限の安値更新は、予想外に早いスピードで示現されることも考えられ、下値リスクに警戒すべき場面である。
 

 

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