週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.00ドル高の61.27ドル、ブレント原油は1.38ドル高の65.17ドルとなった。

 前週末9日の海外原油市場は急反発、米雇用統計発表後にダウ平均株価が急騰したことが好感された。また、米稼働原油リグ数が796基と前週から4基減少したことも買い材料となった。

 週明けはシェールオイル増産を警戒し12日、13日と続落。イラン核合意擁護派のティラーソン米国務長官が解任されたことから地政学リスクが意識され買いが先行する場面もあったが、EIAが発表した掘削生産報告書(DPR)でシェール主要7地域の生産量が4月に日量695万バレルまで拡大する見通しを示したことや、イラン石油相が6月のOPEC総会で来年からの協調減産規模を縮小することが協議されると語ったことが重しとなった。14日は小反発、EIA週間石油在庫統計で原油は502.2万バレル増と予想を上回る増加となったが、ガソリンは627.1万バレル減、留出油は436万バレル減と製品在庫が大幅に減少、また、石油製品需要は2093.1万バレルと堅調な水準を記録して原油相場を下支えする要因となった。しかし、米原油生産量は日量1038.1万バレルと過去最高を更新しており上値も限定的だった。翌15日は小動きながら続伸、IEAが2018年の世界需要見通しを日量9930万バレルと先月から9万バレル上方修正したことや、サウジのファリハ石油相が4月の生産量を日量1000万バレル以下、輸出も700万バレル以下の水準に維持すると発言したことが支援材料となった。ただし、来週21日にFOMCでパウエルFRB議長の初会見を控えており出来高、値動きとも鈍く様子見の展開となった。

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