投機筋と原油価格の関係

原油反落。米国の原油在庫が前週比で増加したことなどで。(米石油協会発表)60.84ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの弱含みなどで。1325.3ドル近辺で推移。

上海ゴム上昇。12815元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで358.9ドル(前日比1.2ドル縮小)、円建てで1215円(前日比10円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「投機筋と原油価格の関係」

CFTC(米商品先物取引委員会)は、毎週金曜日に、その週の火曜日時点の投資家毎の建玉の明細を公表しています。

現物を扱う業者(当業者)や、短期的に収益を上げることを目指して取引を行う取引参加者(投機家)などの買いと売りの建玉の数量です。

対象は欧米の主要な先物取引所で取引されている銘柄です。

WTI原油やブレント原油、金、とうもろこしなどの商品(コモディティ)の他、当該先物取引所で取引されているNYダウや金利、ドルなども含まれます。

FX取引では“IMMポジション”として知られています。

投機筋の買いが短期的な上昇要因となった、などと、度々報じられる“投機筋”について、その動向を知る上でこの建玉明細が役立ちます。

上述の通り、火曜時点のデータが金曜日に公表されますので、リアルタイム性はありませんが、数週間から数か月間の投機筋の流れを知ることができます。

以下のグラフは、WTI原油先物(NYMEX)の投機筋の動向(投機筋の買い建玉の数量から売り建玉の数量を差し引いた値)とWTI原油価格(中心限月の日中平均)の推移を示したものです。おおむね、同じ山と谷を描いていることが分かります。

ただ、投機筋は短期的に収益をあげることを主な目的としているとされ、その意味では投機筋は長期的なトレンドを作る役割を果たすのではなく、その時のトレンドに乗り(上昇であれば買いを、下落であれば売りを仕掛け)、その結果として値動きの振幅の幅を拡大させる役割を果たしていると言えそうです。

投機筋の動向は、短期的な値動きの目安であり、長期的な値動きの目安にはなじまないと考えられます。

図:WTI原油先物における投機筋の買い越し高とWTI原油価格の推移

出所:米商品先物取引委員会(CFTC)・CMEのデータをもとに筆者作成

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