米シェールのリグ数はまだ本格的な減少傾向に転じていない

原油上昇。米シェールオイル主要地区の石油向け稼働リグ数が前週比マイナスとなったことなどで。62.16ドル近辺で推移。

金上値重い。ドルインデックスの強含みなどで。1323.2ドル近辺で推移。

上海ゴム下落。12710元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで356.8ドル(前日比0.3ドル縮小)、円建てで1209円(前日比31円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェールのリグ数はまだ本格的な減少傾向に転じていない」

先週金曜日、米国の石油開発サービス会社であるベイカーフューズ社が、米国国内で石油開発のために稼働しているリグ(掘削機:穴を掘る機械であり、原油をくみ出すポンプではない)の数を公表しました。

このデータは同社が毎週公表しています。数か月後の米国の原油生産量の増減に関わるため(稼働リグ数が増加すれば数か月後の米国の原油生産量は増加、稼働リグ数が減少すれば同原油生産量は減少)、将来の原油価格を考える上で重要なデータと言えます。

先週公表されたデータでは、前週比減少となりました。それが足元の原油価格の上昇につながったと報じられています。

以下は、ベイカーフューズ社が公表している石油開発向けの稼働リグ数のうち、米エネルギー省(EIA)が提唱する米国内のシェールオイル主要地区で稼働しているリグ数の推移です。

2014年末から2016年前半まで大きく減少しました(オレンジの折れ線)。その際、前週比を表す縦の棒グラフ(青の縦棒グラフ)はマイナス圏で推移しました。

しかし、2016年後半になると前週比はプラスで推移・折れ線は右上がりの傾向へと移行しました。

2017年後半から2018年序盤は、2017年序盤のような強さはないものの、引き続き前週比プラスの傾向を維持しています。

確かに、先週公表された同地区の稼働リグ数のデータは前週比でマイナスにはなりましたが、前週比マイナスが継続しておきているか、と言えばそうではありません。

また、減少幅は3基と小幅であったことからも、本格的なリグの減少がはじまった(傾向化した)と判断するには時期尚早だと思います。

引き続き、同地区の稼働リグ数に注目したいと思います。

図:米シェールオイル主要地区の稼働リグ数の推移 単位:基

出所:ベイカーヒューズ社のデータをもとに筆者作成

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