米シェールの稼動リグ数と原油価格にはおよそ4か月間の時差

原油反発。シェール業者とOPECとのミーティングで世界の供給過剰懸念が後退することへの期待た高まっていることなどで。(ミーティングは米ヒューストンで月曜日に始まる)61.44ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの弱含みなどで。1327.6ドル近辺で推移。

上海ゴム反発。13045元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで358.2ドル(前日比2.2ドル拡大)、円建てで1200円(前日比13円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェールの稼動リグ数と原油価格の関係」

先週金曜日、米国の石油開発サービスを手掛ける“ベイカーフューズ社”が、3月2日(金)時点で米国国内の稼働リグ数(石油やガスの井戸を掘るために稼働している掘削機の数)を公表しました。

米国全体で石油掘削のために稼働しているリグ数は800基でした。

これは2015年4月以来となるおよそ3年ぶりの水準で、逆オイルショックの際に急減した稼働リグ数が徐々に回復してきていることを示しています。

このリグ数について、“石油向けの掘削”・“水平掘削式”という条件を付け、シェールオイルに関わりが深いリグの推移を見てみました。

以下のグラフのとおり、リグ数(石油掘削のため、かつ水平掘削式)の推移を4か月間後ろにずらすことで、おおむね、リグの増減と原油価格の上下のタイミングが同じになります。

一般的には、シェール業者は、原油価格が上昇すればシェール開発の採算が合いやすくなり稼働させるリグの数を増やす(将来のシェールオイルのの生産量が増加する観測が生じる)、逆に原油価格が下落すれば、シェール開発の採算が合いにくくなり稼働させるリグの数を減らす(将来のシェールオイルのの生産量が減少する観測が生じる)と言われています。

また、4か月という時差を考えれば、今から4か月前の2017年11月から2018年1月末ごろまでの3か月間は原油価格は反発していたため、今後3か月間はリグ数は増加する可能性があります。

市場では、リグ数が増減した場合、将来の原油生産量が増減するとの連想が働きやすいため、(リグ数は)今後の原油価格の動向を考える上で重要な指標と言えます。

目先3か月間程度は、米シェールオイル関連の稼動リグ数は増加し、市場には将来の米国の原油生産量の増加を懸念するムードがただよう可能性があります。

図:米国の石油開発(主にシェールオイル)のために稼働しているリグ数と原油価格の推移

出所:米石油開発サービス会社「ベイカーフューズ社」のデータをもとに筆者作成

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