ベネズエラの石油輸出と原油価格、そして“Petro”

原油反発。サウジアラビアが減産へ前向きな発言をしたと報じられたことなどで。63.69ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの弱含みなどで。1341.9ドル近辺で推移。

上海ゴム上昇。12925元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで334.2ドル(前日比2.0ドル拡大)、円建てで1134円(前日比3円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ベネズエラの石油輸出と原油価格、そして“Petro”」

今月、南米ベネズエラは自国の原油を裏付けとした仮想通貨(Petro)の導入を公表しました。(2月22日の「暗号通貨“Petro(ペトロ)”とベネズエラ」参照)

OPECの加盟国でもある同国は、外貨獲得をほぼ石油に頼っていると言われています。

原油価格の動向は、石油を主な収入源としているベネズエラの運命を左右するカギと言えます。

この数十年、独裁者による石油関連企業の国有化(関連会社を国有化したりその傘下に入れたりするなど)が進められました。

汚職も加わり、独裁者による石油と政治とカネの結びつきが強まりました。

グラフのとおり、原油価格は2003年ごろからいったんは上昇し、再びベネズエラの経済が安定化したかに見えましたが、2014年半ばごろから、再び急落・低迷しました。

この逆オイルショックを機に、ベネズエラの経済は窮地に立たされます。

独裁体質で米国などから援助を受けられない同国、および国営石油企業の債務の返済期限が迫っており、その返済のための資金調達が急務になっています。

ベネズエラの長期外貨建て格付けは、すでにデフォルトの可能性が極めて高いとされています。

今回の仮想通貨の導入は、自国が保有するモノを担保として債券を発行し、資金を調達しようとしている、と言えそうです。

図:ベネズエラの石油輸出額と原油価格の推移

出所:UNCTAD・CMEのデータより筆者作成

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