新仮想通貨“ペトロ”と“ペトロゴールド”

原油反発後、高値維持。米エネルギー省(EIA)が公表した週間石油統計で、米国の原油生産量・原油在庫が減少したことなどで。62.74ドル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの上昇などで。1329.2ドル近辺で推移。

上海ゴム上昇。12840元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで331.7ドル(前日比1.2ドル縮小)、円建てで1131円(前日比9円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「新仮想通貨“ペトロ”と“ペトロゴールド”」

今月20日、ベネズエラで新しい仮想通貨「Petro(ペトロ)」の先行販売が行われました。また、21日には「Petro Gold(ペトロ ゴールド)」の発行が始まる旨のアナウンスがなされました。※Petro(ペトロ)は、石油を意味するPetroleum(ペトロリアム)に由来。

いずれも主導しているのはマドゥロ大統領です。

これらは、大統領主導、モノの裏付けという特徴を持っています。

ベネズエラは石油資源の恩恵を受け、現在も95%以上の外貨を石油によって得ていると言われています。

また、OPECの一員として、2016年に合意した減産(同年10月比、日量9万5000バレル削減)を実施している国でもあります。(2018年1月時点で産油量はOPEC14か国中8位で、日量160万バレル)

同国が有する「世界最大級の原油埋蔵量」については、以下のグラフのとおり2007年より急増していることが分かります。(2016年時点でおよそ3000億バレル)

ただ、この原油埋蔵量については、以下の通り懐疑的な見方があります。

・データが不確か・・・相当の埋蔵量があるとされた時よりも原油価格が下落しているため、3000億バレルは現時点での有効な埋蔵量とはいえない。

・採掘できない可能性・・・ベネズエラ国内の政情不安、外国の石油会社の援助がないため、権利を有しても採掘ができない可能性がある。

・資産として有効利用できない・・・主な埋蔵地区とされるベネズエラ西のコロンビアとの国境地帯から東のカリブ海に流れるオリノコ川北側で採掘される原油は「超重質油」である。これを商業利用するためには軽油などを希釈剤として用いて精製しなければならず、労力とコストと時間がかかり、仮に資産として有しても活用することは難しい。

裏付けとなるモノそのもの、そしてそれらを主導する大統領への不安があり、“ペトロ”が一般化するかに疑問符が付きます。

図:ベネズエラとサウジアラビアの原油埋蔵量 単位:百万バレル

出所:OPECのデータをもとに筆者作成

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