金は戻り売り

 米FOMC議事録公表後、NY金期近4月限は1338.5ドルの高値から急落し、1332.9ドルまで値崩れをみせた。10年物の米長期金利が2.95%台まで急上昇し、ドル高が進行したためで、改めて金利上昇が金の強力な売り材料であることを認識したともいえる。

 また、この金利上昇を嫌気してNYダウも急落したが、金融市場の資金の流れという意味で、金と株価はリンケージした動きをみせており、今後とも同様の展開が予想される。株価のヘッジとしての金の役割を期待する声は極めて少ない。

 ところで、3月の米FOMCは20日、21日に予定されている。ここでの利上げはほぼ確実視されており、年4回の利上げの確率も上昇している。金利上昇基調は3月になっても変わらないとみられるだけに、NY金はいずれ、1330ドルを試すとみる。

 NY金期近つなぎ週足をみると、NY金の値位置はまだかなり高い水準に位置している。逆にいえば、それだけ下げ余地が残されているとみるべきである。

 第1四半期にあたる1月から3月までは、インド・中国とも金の需要が最も落ち込む時期でもあり、そのため、実需の買いもサッパリである。

 東京金は円安が支援材料になり切れず、ドルベースの金の急落を嫌気して4550円割れもみせている。4600円台が格好の売り場提供になっているが、円高水準を加味すれば、4600円台回復は厳しく、4500円台後半は売り上がってみたいところ。3月に入れば、4500円を試す展開になるだろう。
 

 

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