インドの金に対する政府の政策の変化 -1-

 今週の株式会社 コモディティー インテリジェンス発行の『週刊ゴールド』に書いたことであるが、インド政府の金に対する政策の変化はなかなか面白いものがある。World Gold Councilはそれについてレポートを発表した。これによると以下となる。

 1947年のインド独立当時のインド政府は金の保有を禁止していた。また1968年の金制限芳により金の取引も厳しく制限された。14カラット以上の金の宝飾品の製造は禁止され、個人や家庭が金を保有することは禁じられた。

 人間は面白いもので政府が制限すればするほど金が欲しくなる。当時のインドの通貨は信用ならなかった。またインドそのものも信用できなかった時代であろう。個人的な感想であるが、インド人やイラン人等中近東の人々は相手をだますのが当たり前でだまされた方が悪いという論理がまかり通っていた。

 そうした信用のおけない人々の間では、家族間の取引こそ唯一の信用できる取引となる。華僑や印僑のネットワークが発達したのも、こうした信用不安の中でいかに商売するかというために堅固にクローズされた組織が出来上がたのであろう。筆者の実体験であるが、華僑との取引は大変難しい。相手を信用しないことが前提であるから商売すること自体が困難である。

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