原油価格の上下によらず、生産が増える米シェール主要地区

原油上昇。シェール主要地区の稼働リグが前週比で減少したことなどで。62.35ドル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの強含み下落など。1351.1ドル近辺で推移。

上海ゴム、春節のため休場。

金・プラチナの価格差、ドル建てで338.9ドル(前日比8.5ドル縮小)、円建てで1182円(前日比28円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「原油価格の上下によらず、生産が増える米シェール主要地区」

先週、米国のエネルギー省(以下、EIA)が公表した週間石油統計で、米国の原油生産量が2週連続で日量1000万バレルを超えたことが明らかになりました。

これに関連して、本日は、米国の原油生産量を増加させているシェールオイル主要7地区の中から、特に注目すべき2つの地区の生産動向について書きます。

米南部のテキサス州を中心にニューメキシコ州にまたがる「パーミアン地区」と、米国北部、カナダと接するノースダコタ州などに広がる「バッケン地区」です。

以下のとおり、パーミアン地区はテキサス州という石油開発のための豊富なインフラ・ノウハウを有する土地であることを背景に、原油生産量が増加しています。

また、バッケン地区は、同地区から主要消費地である米国東部や輸出入の基地があるメキシコ湾地区へ輸送する際に用いられるダコタアクセス パイプラインが開業したことをきっかけとして生産量が増加しています。

理由は異なれど、この2つの地区の共通点は“原油価格の上下に関わらず、生産量が増加していること”です。

原油価格の上昇がシェールの生産量を増やす(裏を返せば、原油価格が下落すればシェールの生産量は減少する)という内容の報道を目にすることがあります。

しかし、この2つの地区はその報道とは異なる文脈で生産量が増加していると考えらえれます。

この2つの地区の原油生産量は、シェール主要7地区合計の60%超、米国全体の40%超を占めています。(2018年1月現在 EIAのデータをもとに筆者推計)

今後もこの2つの地区の生産量の動向に注目が集まります。

図: 「パーミアン地区」と「バッケン地区」の原油生産量の推移 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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