週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比5.55ドル安の60.56ドル、ブレント原油は5.24ドル安の64.41ドルとなった。

 前週末2日の海外原油は下落。米雇用統計発表を受けて、米利上げペース加速への警戒感が強まったことで、NYダウが600ドルを超える下げ幅となるなど、リスク回避ムードが強まり、ドル高の進行による割高感からも原油は売られる展開となった。また、米石油稼働リグ稼働数が前週比で6基増加となったことも重しとなったとみられる。

 週明け5日は続落。週末の雇用統計が材料視され、リスク回避ムードが引き続き意識される格好となり、NYダウで一時1500ドル超える下げ幅となるなど、世界的に大幅な株安となったことで、原油も利食い売りが促される展開となった。翌6日も続落。米株安が落ち着いたことで反発する場面もみられたが、米原油在庫の2週連続での増加見通しなどから、戻りは売られる展開となった。翌7日は大幅続落。API在庫統計では予想外の原油在庫減少となったことで反発していたが、EIA在庫統計では原油在庫が予想315万バレル増加に対して189.5万バレル増加、ガソリン在庫が50万バレル増加予想に対して341.4万バレル増加、留出油が125万バレル減少予想に対して392.6万バレル増加と原油、製品共に増加となったことで、発表直後から急落し、WTIベースで高値から一時は3ドル近い下げ幅となった。翌8日も続落。特段目新しい材料はなかったが、米原油生産が日量1000万バレルを上回ったことや、チャート面での悪化、株安傾向が継続していることなどが重しとなり、軟調な推移が続いた。

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