値動き幅が縮んでいるゴム相場だが先高感が底流

 これまで述べてきた状況からすると、ゴム市場を取り巻く環境はまだ悪化の傾向にあり、改善の方向にむくにはなお時間を必要としそうだ。

 ただ一連の圧迫材料が相場に織り込まれ、陰の極にあるとも考えられる。円高など外部要因を含めた種々の圧迫材料は、原油安懸念などを除くとすれば、かなりの部分で悪材料が吸収済みとなっている可能性があり、この見方が正しければ今後のゴム相場の下げ余地は限られ、下値固めの動きを持続する公算が強いとともに今後は強含みな展開へと変化することも考えられる。

 別な角度では、2016年1月を底として、コモディティ全体が上昇トレンドに入っている点も軽視できない。2016年初めを境にして全体的なトレンドが上向きに陽転している。

 一つの参考として、世界銀行の統計(2010年を100として指数化)をみると、エネルギー、エネルギー以外の商品価格、金属と鉱物価格、ほぼ全ての銘柄で上昇トレンドが3年目に入っており、しかもその上昇の動きがまだ始まったばかりであることからすると、ゴムを含む商品相場はこれから、持続的な上昇トレンドとなる公算が強い。
 

 

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