米国株と原油市場のつながりを改めて確認してみる

原油下落。株安に伴う将来の消費減少懸念・リスクオフムードなどで。63.73ドル近辺で推移。

金上昇。世界的な株安などで。1346.5ドル近辺で推移。

上海ゴム下落。12585元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで346.0ドル(前日比5.0ドル拡大)、円建てで1209円(前日比5円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国株と原油市場のつながりを改めて確認してみる」

筆者は、原油の下落が、株価下落の一因になっていると考えています。

米国の主要な株価指数であるS&P500ではおよそ6%、ダウ指数では13%程度、時価総額ベースで石油関連株が含まれているとみられます。

特に時価総額の大きいエクソンモービルとシェブロンの株価の推移と原油価格の推移は、以下のグラフの通り、似通っています。

これらの企業の業績に大きな影響を与える原油価格が下落していることは、これらの企業の株価、引いては株価指数全体の下落要因になっていると考えられます。

また、世界的な株価下落の中、ここまで思惑が主導して上昇してきた原油相場が不安定化しつつあると見ています。

足元の株価の下落がきっかけとなり、その一因と見られる原油価格の下落に関心が集まれば、これまで材料視されてこなかった原油市場の下げ材料がクローズアップされる可能性があります。

米国の原油生産量は記録的な水準に達しており、今後、その米国の動向が原油市場をさらに不安定化させる可能性があることについて、周知が進むと考えられます。

株安を発端としたこのような流れにより、原油相場の“思惑主導”での上昇が、一旦は終了する可能性があります。

また、今後、株価が反発しても、原油価格が弱含んでいた場合、原油価格の動向が株価の上値を抑える要因となることも考えられます。

引き続き、国内外の株価・原油価格の推移に注目したいと思います。

図:WTI原油と主要石油企業の株価の推移 (2018年1月29日を100として指数化)

出所:CMEなどのデータをもとに筆者作成

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