週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.21ドル高の65.36ドル、ブレント原油は同1.58ドル高の70.19ドルとなった。

 前週末19日の海外原油はIEAの月報において2017年第4四半期の石油需給のタイト化が示された一方、2018年の需要の伸びの鈍化や、米国を中心とした非OPECの産油量の増加見通しが示されたことが重しとなり、上値重い展開となった。

 今週は為替市場でドル安が続いていることや、EIA在庫統計で原油在庫が10週連続で減少したことなどをきっかけに堅調な推移となり、WTIベースで約3年ぶりに65ドルを超えての上昇となった。週明けはサウジアラビアやロシアが来年以降も協調関係を維持可能であると示唆したことや、米原油在庫の減少見通しなどが買いを誘い反発した。先週末の共同閣僚監視委員会において年内の協調減産の継続も確認されるなど、過剰在庫の解消への期待感が強まった格好となった。週中発表のあったEIA在庫統計では、原油在庫が200万B減少予想に対して100万B減少と予想よりも小幅な減少幅となったものの、例年原油在庫が増加しやすいこの時期としては需要が強く、10週連続での在庫の取り崩しが好感され1ドル強上昇した。また、イスラエルを訪問中のペンス米副大統領が2019年までに米大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転させると表明したことで中東リスクの高まりが意識されたことも買いを誘った。週末にかけては引き続き米原油在庫の減少したことやドル安進行を手掛かりに底堅く推移していたが、トランプ大統領が最終的には強いドルが望ましいと発言したことでドルが買い戻され、ドル建て商品の原油は戻り売りに押され小反落となった。

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