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金&原油見通し

 石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの主要な産油国が協調減産を年末まで継続することを表明する中、米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で、米原油在庫が10週連続で減少したことが材料視され、NY原油・ブレント原油共に、短期的な天井候補と見られていた直近高値を上抜いて踏み上げ、上げ加速となった。

 冬場の需要を賄うために製油所がフル稼働する時期を過ぎ、原油消費量は減速しているものの、需要は前年を上回る堅調さを維持しており、過剰在庫が一段と取り崩されている。

 EIA週報で石油製品需要は大台の日量2000万バレル超を維持。4週間移動平均は同2050万バレルで推移し、年末にかけて強含んだ需要が衰えていない。製油所稼働率は90.9%となり、3週連続で低下。原油生産量は日量987万8000バレルと、週次の統計が開始されてからの最高水準を塗り替えた。

 CFTC建玉明細によると、NY原油(WTI)もブレント原油も大口投機玉(ファンド筋)の買い越しは、過去最高水準で、高値警戒感が感じられる。石油製品市場の買い越しも高水準で、中東やベネズエラでの、具体的な供給障害を伴う地政学リスクの高まりなどがなければ、北半球の最大需要期もあと1ヶ月程度で終了する事を考慮すると、高値更新で足元では天井確認ができないものの、高値飛び付き買いには注意を要する時間帯に入っていく。

 NY原油は、2014年6月高値~2016年2月安値までの下げ幅に対する半値戻し(66.89ドル)~61.8%戻し(76.53ドル)が上値目標値。
 

 

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