週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.22ドル安の63.15ドル、ブレント原油は同0.44ドル安の68.61ドルとなった。

 前週末12日は小幅に続伸。露エネルギー相が、OPEC加盟・非加盟の主要国が21日の合同閣僚監視委員会において協調減産終了について協議される可能性について言及したことで軟調な推移であったが、UAEエネルギー相がこれに対して原油価格の上昇に対応する必要はないとの見解を示したことで急速に買い戻しが入り、プラスサイドで引けた。

 週明け月曜日は、海外市場がキング牧師生誕記念日のため休場であったこともあり、特段の材料はなかったがドル安から原油は買われた。16日は、連日の上昇を受けて高値警戒感が強まり、利食い売りが先行し反落した。EIAが発表した掘削生産性報告では来月のシェールオイル生産量の合計が前月比で11.1万バレル増の日量654.9万バレル、今後も生産拡大との見通しとなったが、原油相場には大きな反応はみられなかった。安値からは米金融大手がWTIの価格予想を上方修正したことや、ドル安の進行が支援材料となり下げ幅を縮小する展開であった。17日は、前日に引き続き高値警戒から軟調な推移が続いていたが、OPECの減産順守率が125%と高水準であると報道されたこと、クウェート石油相が先述の共同閣僚監視委員会において「協調減産の出口戦略が協議されることはない」と述べたこと、ナイジェリアの武装勢力が数日以内に石油施設を攻撃するとの警告をしたこと、NYダウの大幅高など複数の強材料から反発した。また朝方発表されたAPI在庫統計では原油が510万B減少と予想以上の減少幅となったことも支援材料となった。18日は、やや軟調な展開が続いたが、EIA在庫統計において原油在庫が686万B減少(予想:208万B減少)となったことや、クッシング在庫が418万B減少と2004年以来の大幅な取り崩しとなったことが材料となり、プラスサイドまで値を戻した。

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