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減産順守率は減産開始後の最高。しかし・・・

原油強含み。OPECの原油生産量が合意内容の3,250万バレルを2か月連続で下回った(合意内容を順守した)ことなどで。63.50ドル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの強含みなどで。1331.3ドル近辺で推移。

上海ゴム反発。14080元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで313.0ドル(前日比3.4ドル縮小)、円建てで1133円(前日比39円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京プラチナ 1時間足 (単位:円/グラム)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「減産順守率は減産開始後の最高。しかし・・・」

減産に参加しているOPEC・非OPECの一部の国で構成される減産監視委員会(JMMC)は、昨日、2017年12月の減産順守率は129%で、減産開始後の最高となったことを公表しました。

以下のグラフは、JMMCがこれまでに公表した各月の減産順守率を示したものです。

減産を開始した2017年1月の減産順守率は86%でした。同年5月と6月に100%を超えたものの、その後再び100%を割り込みました。

ただ、8月以降は100%を超え、徐々に順守率は上昇し(10月分はデータを確認できず)、12月に129%という減産開始後の最高を記録しました。

“減産が上手くいっている”という印象を強く感じさせる内容であったと筆者は考えています。

一方、先週、国際エネルギー機関(IEA)は、米国の原油生産量が2018年にサウジアラビアを追い抜くという見通しを示しました。

減産は上手くいっている一方、急拡大している米国の原油生産量が、減産を実施しているサウジアラビアを上回る、という見通しです。

2014年の時のように、サウジがシェアにこだわり、減産中にも関わらず、米国の生産量を減少させるための施策(2014年は減産を見送った。減産中の現在は、減産の早期終了や生産量の削減幅の縮小などが考えられる)を講じる可能性はゼロではないと筆者は考えています。

もしそうなれば、24か国で実施している減産について、それらの国の足並みが乱れる可能性があります。

減産のリーダー的存在のサウジアラビアが、シェアを優先するという自国の都合を押し通そうとすれば、減産に取り組んでいる国からの反発が出て来ることが想定されます。

サウジは、減産をしながら米国の原油生産量の動向を見、自国のシェアか、他国との協調を継続して原油価格の上昇をとるか、難しい選択を迫られていると考えられます。

図: 減産順守率の推移

出所:OPEC・JMMCのプレスリリースをもとに筆者作成

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