過去最高を更新し続けるシェール“予備軍”とは!?

原油上昇。ナイジェリアの武装勢力が蜂起したとの報道などで。64.23ドル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの強含みなどで。1325.8ドル近辺で推移。

上海ゴム反発。14225元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで323.5ドル(前日比11.2ドル縮小)、円建てで1178円(前日比23円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「過去最高を更新し続けるシェール“予備軍”とは!?」

今週16日(火)に米エネルギー省(以下、EIA)が公表した、米国内の7つのシェールオイル主要地区の生産量等のデータから、「掘削済・未仕上げ坑井」について書きます。

平たく言えば“穴掘りは済んだが、原油を取り出すために必要な作業が完了していない井戸”です。

drilled=掘削が済んだ(掘削された) but=しかし、uncompleted=(仕上げ作業は)完了していない(完了されていない)状態の坑井、ということで、「掘削済・未仕上げ坑井」は、DUC(drilled but uncompleted)と言われます。

シェールオイルの生産が行われるまでの過程を順に言えば、掘削する場所を探す「探索」、探索した場所に穴を掘る「掘削」、掘削した穴に水と砂を高圧で注入して原油を生産できるようにする「仕上げ」、そして仕上げが完了した坑井(この段階では油井)から原油の生産が行われる「生産」、となります。

簡単に言うと、次のとおりです。

①「探索」→②「開発」(掘削→仕上げ)→③「生産」

DUCは、②「開発」段階の中間に位置します。

すでに掘削が完了しているため、開発段階の残りの過程である仕上げを行えば、生産を開始することができます。

その意味で、DUCはシェール生産における“予備軍”と言われます。

以下のグラフのとおり、予備軍の数が増えています。

予備軍が多ければ多いほど、探索からはじめるよりも時間とお金と労力をかけずに生産までこぎつけられる坑井が多いことになります。

また、DUCはすでに開発が途中段階まで進んでいる(掘削まで済んでいる)坑井であるため、探索と掘削にかかった費用を回収するために、いずれ、仕上げが行われて原油の生産が始まることが想定されます。

この“予備軍”からのシェールの生産が進めば、一段と、米国のシェール、引いては米国全体の原油生産量が増加することが考えられます。

図: 米シェール主要地区の「掘削済・未仕上げ坑井」の数 単位:基

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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