週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.43ドル高の63.37ドル、ブレント原油は同1.06ドル高の69.05ドルとなった。

 前週末5日は小幅に下落した。米原油在庫の減少傾向、イランの政情不安などから堅調な動きが続いていたが、この日は週末ということや、短期的な上げ過ぎ感などが意識され、利食い売り優勢となった。しかし、安値からは押し目買い意欲も強く下げ幅を縮小する展開となった。

 週明け8日は上昇。ベネズエラの財政破綻から、原油供給減少に陥っていることや、米国がイランに対して制裁を再開する可能性などが材料となった。翌9日は大幅続伸。米原油在庫の減少見通しからほぼ一本調子での上昇が続き、そのまま高値近辺で引けた。翌10日も続伸。朝方はAPI在庫統計で原油在庫が1119万Bの大幅減少となったことで上昇した。その後のEIA在庫統計では原油在庫が予想375万B減少に対し、495万B減少、ガソリン在庫が355万B増加予想に対して413万B増加、留出油が225万B増加予想に対して425万B増加と、API程原油が減少せず、製品も増加傾向が続いたことで、売られる場面もあったが、原油在庫の大幅な減少が続いていることや、クッシング原油在庫の減少、原油生産の減少が強材料となり、買われ前日に引き続きほぼ高値圏での引けとなった。翌11日も続伸。米原油在庫の減少に加えて、対ユーロでのドル安が進行したことも支援材料となり急騰し、一時はブレント原油で3年振りの70ドルをつける上昇幅であったが、高値からは急速に売り込まれ、小幅高でひけた。その後もやや軟調な動きが続き、週末を前に調整が入る格好となっている。

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