年明け2月から3月あたりまで続伸が期待されるゴム

 12月第4週後半のゴム相場は続落してダブルトップを形成するかに見える動きとなっていたが、週を越して第5週に入るやいなや急反発して東京先限は一時213.4円まで上昇した。この上げで12月中の最高値を更新し約3カ月ぶりの高値をつけた。

 年末を迎えての急速な相場の戻り歩調は新しい年に代わってからも引き継がれ、しかもその流れに勢いがついて一段高となり次の心理的な節目である220円ですら通過点の一つとなる可能性がある。

 ここにきて相場の色合いが急に変わってきたのは、先週末にネット媒体などを通じて天然ゴムの生産大手が輸出削減に関して合意に至ったと伝えられたためだ。報道によると、タイ農業省が明らかにしたこととして、タイ、インドネシア、マレーシアの3大生産国で構成される国際天然ゴム協議会(ITRC)が来年1月から3月までの3カ月間、合計35万トンの天然ゴム輸出を削減することで折り合いがついたという。なお削減幅はタイが23万トン、インドネシアが9万5000トン、マレーシアが2万トンとなっている。参考までに同じタイ、インドネシア、マレーシアの3カ国は昨年、3月から8月までの6カ月間で合計61万5000トンの輸出削減を実施ししている。今回の削減期間と削減量は昨年のほぼ半分であるものの、削減の期間に対する量の比率(削減ペース)は前年とほとんど同じである。

 ただし、削減に関する報道が流れているのはごく一部に限られ、しかも情報ソースは今の時点でタイのみである。インドネシアやマレーシアのメディアから合意の情報は確認が取れにくい。そのうえ、バンコクで会合があった12月第3週から一週間も経過した今になってようやく情報が出てきたことなど不可思議な点もある。
 

 

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