2018年に“減産出口”の議論を加速させる要因②

原油反発。休場明け、引き続き北海油田の供給懸念などで。58.53ドル近辺で推移。

金上昇。休場明け、ドルインデックスの下落などで。

上海ゴム反発。14315元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで354.8ドル(先週比1.7ドル拡大)、円建てで1289円(前日比3円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「2018年に“減産出口”の議論を加速させる要因②」

昨日の続き、2018年に“減産出口”の議論を加速させると見られる要因についてです。

その要因は大きく3つあり、昨日の「先進国の石油在庫が順調に低下しており、減産を継続する動機が薄くなっていること」に続き、本日は「米国の台頭により、減産中のサウジの生産シェアが低下していること」について書きます。

以下のグラフは、米国とサウジアラビアの原油生産量の推移です。

来年1年間のいずれかのタイミングで、生産量が増加傾向にある米国が、減産で生産量を増やせないサウジアラビアに追い着く、あるいは追い抜く可能性があります。

米エネルギー省の見通しによれば、米国の原油生産量は2018年に年平均で過去最高だった1970年を上回るとされています。

つまり、来年は今年よりも生産量が増加する可能性があります。

一方、サウジアラビアは2018年12月まで減産を実施することとなっていますので、生産量を増やせない状態が続きます。

また、グラフのとおり、2014年の後半、米国の生産量がサウジアラビアに肉薄した際、シェアを維持するためにサウジアラビアはOPECを主導して“減産見送り”という行動を起こしました。

今回は、減産実施中であるため、シェア維持のための策としては“減産中止”あるいは“減産幅の縮小”という策が検討される可能性があります。

この点は、“減産出口”の議論を高める要因になると考えられます。

図:サウジアラビアと米国の原油生産量の推移 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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