サウジアラビアの対米原油輸出量は30年前の水準まで減少中

原油反発。米国の原油在庫の減少などで。57.74ドル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの強含みなどで。1266.7ドル近辺で推移。

上海ゴム横ばい。14445元近辺で推移。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジアラビアの対米原油輸出量は30年前の水準まで減少中」

昨晩、アメリカ石油協会(API)が公表した、米国の原油在庫は予想を上回る減少となりました。

これを一因として昨晩から国内外の原油市場は反発傾向を強めました。

米国の原油在庫の減少は、OPEC・非OEPCの24か国が減産によって実現するとしたOECD石油在庫の過去5年平均までの減少、という目標を達成する上で重要な意味を持ちます。

米国エネルギー省(EIA)が先週公表した米国の石油商業在庫とOECD石油商業在庫をみてみると、米国の在庫はOECD全体のおよそ4分の1を占めていることがわかります(2017年11月時点)。

米国の在庫減少がOECD在庫の減少のカギとなると考えられます。

その米国の在庫については、昨晩のAPIの在庫が減少、先週公表されたEIA(米エネルギー省)の在庫も減少となりました。

これまでのデータを振り返って見ても、ここ数ヶ月間、在庫が減少する傾向が強まっているように思います。

米国の在庫減少の一因として、筆者はサウジアラビアの対米原油輸出量が低下していることが上げられると考えています。

以下は、サウジアラビアの対米原油輸出量の推移です。

およそ30年前となる1987年11月の水準まで低下していることがわかります。

筆者はこの背景には、今年夏ごろにサウジアラビアがアナウンスをした、“原油輸出量の削減”があげられると考えています。

減産は生産量に制限をかけるものですが、サウジアラビアは原油の輸出量も制限するとアナウンスをしています。

各国からの米国への原油輸出(米国にとっては輸入)量が減少すれば、米国国内の供給が減少するため、米国国内の在庫減少につながります。

サウジアラビアの対米原油輸出の減少が、現在、米国の原油在庫が減少傾向にある一因であると考えています。

図:サウジアラビアの対米原油輸出量 単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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