原油価格は上下動

 OPECによるOil Market Report12月号によれば、今年の世界の原油需要は日量9,694万バレル、非OPECからの原油供給見込み量は日量6,432万バレル、需要から非OPECの供給量を差し引いた日量3,262万バレルをOPEC諸国が生産すれば、世界の原油需給はバランスする。ところが、直近の11月のOPEC原油生産量は日量3,245万バレルなので、日量▲17バレルの供給不足状態となっている。そのため、世界の石油在庫は減少気味であり、10月のOECD諸国の民間在庫は前四半期末より▲3,100万バレル少ない29億8,500万バレルとなっている。12月8日時点の米国の原油在庫も前週比▲486万バレル減と4週連続して減少している。また、米国の原油生産量は思ったほど伸びておらず、15日時点の石油・天然ガス掘削リグ数は、▲7本減少している。米国の石油生産者は、50ドル台なら十分採算が合うが、無理して増産して価格を崩すよりも適正に市場を保って行った方が賢明だと考えているようである。

 また、2018年についても同様に原油需要は日量9,845万バレルに対し、非OPEC諸国からの供給は日量6,530万バレルである。OPECに必要な生産量は日量3,315万バレルなので、先月の実際の生産量では▲70万バレルの供給不足となり、OPEC諸国は将来増産しないと原油需給はバランスしないという供給不足になるという見通しである。供給不足といっても潤沢な在庫があるため供給不安になるようなことはないが、原油の需給はほぼバランスしたと言えよう。産油国は少しでも収入を多くしたいところであるが、作り過ぎると価格が下がるというしっぺ返しが来ることを知っているので、当分はOERDERLY MARKETTINGがなされるのではなかろうか。

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