週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.45ドル高の57.14ドル、ブレント原油は同1.11ドル高の63.34ドルとなった。

 前週末8日の海外原油は続伸。中国の11月原油輸入量が日量901万バレルと過去2番目の高水準になったことや、ナイジェリアのスト懸念、トランプ大統領のエルサレムをイスラエルの首都と認めるとの発言による地政学リスクの高まりに加え、米雇用統計で非農業部門雇用者数の予想以上の増加による米株高等が買い材料となった。

 先週は急伸後に週中からの急反落と荒っぽい展開ながら、概ね直近のレンジ内での動きとなった。週明け11日は続伸。前週末に発生した北海油田のパイプライン停止が復旧まで2~4週間程度かかるとの見方から、ブレント原油は2015年以来の高値更新となった。翌12日は反落。IEAが北海油田のパイプライン停止について供給は十分あり非常備蓄の放出は不要との認識を示したことから供給懸念が後退した。13日は続落。API統計で米原油在庫が738.2万バレル減少したのに加え、OPEC月報で加盟国の原油生産が前月比13.35万バレル減の3244.8万バレルとなったことから堅調スタートだったものの、EIA統計で米ガソリン在庫が566.4万バレル増となったことや米原油生産が日量978万バレルと統計開始以来の最高水準を更新したことが重しとなり、上値を削る展開となった。14日は反発。IEAの月報でOECD加盟国の10月石油在庫が4030万バレル減の29.4億バレルと2015年7月以来の低水準となりOPECの協調減産効果を好感した買いに支えられる形となった。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事