海外原油は波乱含み

 北海油田で最大規模のフォーティーズ原油パイプラインが石油漏れの影響で供給停止を発表、北海ブレント中心に海外原油は週明けにかけて急伸し、ブレント期近2月限は12日に65.83ドル、WTI期近1月限は58.56ドルの高値を示現した。同パイプラインは日量45万バレルの供給能力があるが、12月は日量40万8000バレルの供給を計画していたものの、復旧の見通しは立っていない。

 しかし、この供給停止によって米国の原油増産基調に拍車をかけることが懸念され、12日の海外原油は高値示現後、ブレント中心に急落を強いられている。

 13日に米EIAが発表した米国原油の生産は日量978.0万バレル(前週970.7万バレル)で、6週連続で今年最高を更新している。また、今回のパイプライン停止によって次回発表される在庫統計で、米国の原油生産が大幅に増加する可能性も予想されている。その結果、年明け早々には日量1000万バレルの大台に乗せる可能性もより現実味を帯びてきた。

 12日に米EIAが発表した月報では、2018年の米国の原油生産は日量平均1002万バレル(前月予想は995万バレル)で、大台乗せを予想しているが、年明け早々に大台に乗せることになれば、2018年の原油生産見通しを今後、大幅に上方修正する必要性が出てくる。

 OPEC月報は13日に発表され、2018年の世界の石油需要の伸びを日量138万バレルから同151万バレルに上方修正しているが、その一方で米国の原油増産も指摘しており、市場は後者を材料視していた。14日に発表されたIEA(国際エネルギー機関)の月報では、2018年の米国原油生産が日量平均で1100万バレルになるとの見通しも示された。

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