NY金は実勢悪から一段安は避けられず!?

 NY金は連日の急落をみせ、取引中心限月である期近2月限は1250ドルをあっさり下回る値崩れを演じている。

 米減税法案に対する期待からドル高が進行し、NY金の値崩れのキッカケを作ったといえる。トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定し、米大使館の移転を表明したことで、地政学リスクが懸念され、金の買い材料になると当初はみられていた。しかし、ドル高進行もあり、買い材料にならず、さらには金の需給環境の悪化が影響して、下げに拍車をかけたと考えられる。

 先月末に米ミント社は11月の米国でのイーグル金貨の販売実績を明らかにしたが、11月の販売は1万2000オンスにとどまり、前年同月と比較して実に92%も減少している。昨年はトランプ政権発足を警戒したリスクで買われた可能性もあるが、今年に入って前年同月を90%以上、減少する月が相次いでおり、金の売れ行き不振は全く改善されない状況が続いていることが明らかになっている。株式市場や仮想通貨に資金がシフトしているためとみる。

 また、WGCは7-9月期のインドの金需要が145.9トンにとどまり、前年同期比24%も減少していることをすでに公表していたが、10-12月期になっても、需要低迷が続いていることが指摘され、ここにきての急落に弾みをつけることになったとみられる。
 

 

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