OPEC総会後の原油市場を読む

 週明けのNY市場は、米石油掘削リグ稼働数が前週比2基増の749基と、9月以来の高水準となった事を再材料視して反落となった。掘削リグ稼働数の増加は8~10月に停滞したものの、11月は原油相場の上昇に伴い、再び増加傾向となっており、シェール増産思惑が、マーケットの上値を抑えた格好だ。

 投機筋の買い越しが過去最高にまで拡大する中、調整入りが予想されるものの、目先は中東の地政学リスクの行方が見えてこないと、大きく崩れ難い地合い。

 サウジとイランの対立が、サウジの権力闘争に伴う内政不安とイスラエルの関与により複雑化する中、トランプ大統領が6日にも、「エルサレムをイスラエルの首都と認める」ことを演説すると報じられている。これに対して、エルサレムを首都とする国家樹立を目指すパレスチナ自治政府のアッバス議長の報道官は1日、「米国がエルサレムをイスラエルの首都と認めれば、和平プロセスは崩壊する」と警告。ヨルダンのアブドラ国王も「米大使館をいま移転すれば、パレスチナやアラブ諸国、イスラム圏の反発を招き、2国家共存による中東和平の実現を脅かすと話した。

 既にパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスは2日に、もしエルサレムに移転するならインティファーダ(民衆蜂起)を呼び掛けると声明を出している。
 

 

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