OPEC総会後の原油市場を読む

 11月30日(木)に開催されたOPEC総会では、OPEC加盟国と非加盟産油国が、協調減産を2018年末まで延長することで合意した。減産合意の適用除外となっていたナイジェリアとリビアについて、両国の合計の産油量上限を2017年の水準、日量280万バレルを下回る水準とすることも決めた。

 11月30日(木)に開催されたOPEC総会では、OPEC加盟国と非加盟産油国が、協調減産を2018年末まで延長することで合意した。減産合意の適用除外となっていたナイジェリアとリビアについて、両国の合計の産油量上限を2017年の水準、日量280万バレルを下回る水準とすることも決めた。

 サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はOPECが、来年6月22日の次回会合で進展状況を精査すると説明。「出口に向かう際には、市場に衝撃を与えないよう、非常に緩やかに進めようと考えている」と述べ、OPECと非加盟国の共同声明は、来年6月の次回会合が市況に基づいて、合意内容を調整する機会になるとした。

 CFTC明細では、投機筋の買い越しが過去最高水準にまで膨れ上がっており、OPEC総会前の共同閣僚監視委員会(JMMC)では、9ヶ月間の減産期間延長案でまとまらず、延長期限の短縮見通しなども一部で出ていた中、総会後は「知ったら終い」で修正するのではないかとの見方もあった。前週に材料視されたキーストーン・パイプラインも、11月28日から操業が再開されていた。

 ただし、リビア・ナイジェリアの、これまで減産を免除されていた2ヶ国の生産上限がキャップされた事や、中東の地政学リスクが高まりを見せた事で、総会後のNY原油市場は大きく崩れずに反発で反応した。
 

 

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