OPEC総会の決定事項の留意点①

原油上昇。OPEC総会で減産延長が決定したことなどで。57.97ドル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1277.4ドル近辺で推移。

上海ゴム上昇。14845元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ339.6ドル(前日比4.4ドル縮小)、円建てで1212円(前日比8円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●ゴールド100 1時間足 (単位:円/グラム)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「OPEC総会の決定事項の留意点①」

2018年12月までの延長が決まり、11月30日(木)のOPEC総会が終わったわけですが、この決定について筆者は3つの留意点があると考えています。

1. 在庫はOPECが謳う目標まで削減できたとしても、大局的には大きな削減にならない。
2. 新たに上限が設定されたリビア・ナイジェリアは若干だが増産が可能。
3. 増加傾向にある米国の生産が、世界の石油在庫を増加させる懸念について、OPECはほぼ具体的な対策を持たない。

本日は「1. 在庫はOPECが謳う目標まで削減できたとしても、大局的には大きな削減にならない」について書きたいと思います。

12月1日(金)に書いた通り、減産は在庫の削減に大きな効果があるとされています。

しかし、下の図のとおり仮にOPECが謳う過去5年平均まで削減できたとしても、この10数年間の在庫の推移で見た場合、引き続き高水準であることがわかります。

2014年後半から大きく在庫が積み上がりましたが、この積み上がりを受けて、削減目標とする過去5年平均は上昇傾向となっています。

足元のOECD石油在庫の過去5年平均は、およそ28億バレルです(図の灰色の横線)。この値はこの10数年間に在庫が最も積み上がったときを上回る水準です。

つまり、OPECが掲げる目標(過去5年平均までの削減)が達成されたとしても、大局的には世界の石油在庫が大きく削減され、正常化されたとは言えないと考えられます。

図:OECD石油在庫とその過去5年平均 単位:百万バレル

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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